コロナウイルス感染症

コロナウイルス感染症に関する日本の言論状況

私は一貫してPCR検査の拡充の必要性を主張しています。
PCR検査推奨派、非推奨派と分かれますがその中でも考え方の違いがあります。

人物図

以前twiiterで人物図をアップしましたが大きな反響がありました。
この図を元にコロナウイルス感染症に関する日本の言論状況を整理します。

コロナ大したことない、PCR検査非推奨派

徳島大学名誉教授 大橋眞氏

大橋氏は「コロナは存在しない」という主張です。
あまりにもぶっ飛んでいますので他の人との絡みは少ないです。
厚労省で記者会見まで行っています。


NATROM氏が論評していますのでリンクを貼っておきます。
https://iwj.co.jp/wj/open/archives/479981

国民主権党党首 平塚正幸氏

東京都知事選に「コロナはただの風邪」と主張し立候補しました。「クラスターフェス」というイベントを開催しています。
国民主権党のホームページには大橋眞氏の動画へのリンクがあります。

平塚正幸さんの主張は、新型コロナウイルスというのは「メディアが作り出したもの」であり、「PCR検査ではパパイヤでも反応する」というデマを信じていました。

さらに、「そんなに飛沫感染するというなら、わざわざ鼻の奥に綿棒を突っ込まなくても、口の前にプレパラートを置けばいいじゃないか」とも言っていました。この時点で、平塚正幸さんがどの程度感染症やウィルスについて理解している人なのかが分かると思います。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76e47dc2ce6608e018fe37bc92be296e381f76fa?page=2

若気の至りでは済まされません。

皆さんに悲しい現実をお伝えすると、平塚正幸さんは現在38歳です。これをやっているのが18歳そこそこの若造だったら「若気の至り」ということで、「もうちょっと勉強しろよ!」で不問にしてやるところですが、38歳という大人が陰謀論をこじらせ、さらには立花孝志の手法に学んでしまった結果、こうした人物が登場してきたわけです。うっかり国民民主党と間違えてしまう人がいるのですが、彼らがやっているのは「国民主権党」です。結局のところ、「NHKから国民を守る党」の分派だと思っていただければよろしく、宗教でも分派の方がより過激化する傾向があるように、下手をすれば今後、より過激なテロ集団に育つ可能性もあるわけです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/76e47dc2ce6608e018fe37bc92be296e381f76fa?page=3

参議院議員 音喜多駿氏

音喜多氏は指定感染症を外し、5類感染症にすべきと主張しています。

コロナウイルス感染症、指定感染症から外すべきという木村盛世氏、音喜多駿氏の主張を検証 コロナウイルス感染症を指定感染症から外すべきという意見があります。仮に指定感染症から外した場合、どのようなことが起こるのかを検証します...

PCR急進拡大派VS穏健派?PCR検査と政治思想(保守・リベラル)に感じる親和性

私はPCR穏健派の考えを取る人間ですが、周りの議論を見ているといわゆる左派・リベラルと呼ばれる方には急進拡大派が多く、右派・保守と目される方に穏健派が多い印象です(なお私も中道右派を自認する立場)。



PCR検査も、検査拡充のためのリソースが無限にあって、陽性と判断された人を確実に隔離・監視ができればコロナの封じ込めは可能かもしれません。

しかし「現実には」医療資源も財源(特に地方自治体)も有限であり、人権を制限できる諸外国と違い我が国には陽性者を確実に隔離・監視をする仕組みは存在しないわけです。

「単に検査拡充と言っているわけではない。もちろん検査と隔離はセットだ!」

と口ではいうものの、ではその隔離や監視をするために人権を制限する法改正に彼らは賛成してくださるのでしょうか?また、本当にそれをやるべきだと思っているのでしょうか?



私は政府与党のコロナ対策を積極的に支持する立場にはありませんが、PCR検査ついては極端な拡充に舵を切らなかったことは間違っていなかったと思います

https://otokitashun.com/blog/daily/24009/

「リソースは有限」というのはPCR抑制論者の常套句です。
隔離や監視に法改正が必要であるという論理には飛躍があります。
ミニ自民党、日本維新の会の議員らしい主張となっています。

「みんなで知ろうHPVプロジェクト」に応援メッセージを出しています。
https://readyfor.jp/projects/min-papi

漫画家 小林よしのり氏

経済活動のためには集団免疫獲得を目指すべきという主張です。
ゴーマニズム宣言 新型コロナパニック論を出版しています。
「コロナよりもインフルの方が怖い」「PCR教」という表現が見られ、事実認識に問題があります。
致命率の考え方が間違っていますので感染が拡大した場合の死亡者の増加を見落としています。

コロナウイルス感染症とインフルエンザとの違い 近頃はPCR検査抑制論だけでなく、コロナはインフルエンザみたいなものという主張まで出てきました。あまりにもいいかげんな主張なので違いを...

「コロナ大したことない、PCR検査推奨派」スウェーデンを好意的に評価しています。
「コロナは危険、PCR検査非推奨派の」木村盛世氏と対談しています。
集団免疫獲得、PCR検査非推奨で意見が一致しているのでしょう。

「コロナは危険、PCR検査推奨派」の岡田晴恵氏、渋谷健司氏等を激しく攻撃しています。

次のような疑問点があります。

  1. 経済活動のためのPCR検査という考えに至らない理由が不明
  2. スウェーデンを好意的に取り上げているがスウェーデンのPCR検査状況をどのように考えているのか?
  3. 台湾論を書いていたことがあるにもかかわらず、コロナでは台湾を見習えにならないのは何故なのか?
  4. 集団免疫獲得のために重症者、死亡者が急増した場合の対策が不明
PCR検査数(人口100万人当たり)順位
スウェーデン101,89454
日本10,450151

https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries

コメンテーター 辛坊治郎氏

小林よしのり氏と似たような主張をしています。
この人は御用コメンテーターと考えて良いと思います。
政府のスピーカーです。
「コロナ大したことない、PCR検査非推奨派」に位置しますが感染対策として何かをすべきという具体策は一切ありません。
「コロナは大したことない、PCR検査は意味が無い」としか言っていません。
何もしないという政府の姿勢を反映しています。

「逆にコロナ感染を広げてしまう」PCR検査の拡充に辛坊治郎が異論

PCR検査で感染者が100%分かるというなら百歩譲って、まったく効果がないとは言わないけれども、3割陽性の人を見逃して陰性と判定してしまう検査を繰り返したら、逆に感染を広げてしまうだろうこれは、という恐ろしさが分かっていないのですね。

https://news.1242.com/article/238764

日本独自の珍説「偽陰性者が感染を広げる」を主張しています。

「重症化している人を適切な医療ラインにのせることが必要」

「この病気は、ごく一部が重症化して、さらに高齢者だったり持病があったりすると亡くなることもある」としたうえで、「本来亡くならなくていい命を救うためには重症化している人を適切な医療ラインにのせることが必要」と主張。

「東京では先週末から、軽症者や無症状者で病院がいっぱいになっていて、重症者をすぐに病院に収容できないということが起きうる寸前」と危機感をあらわにしたうえで、「その状況を作り出しているのは、見かけ上の感染者数を増やして、なおかつ症状の出ていない人を病院に収容するようなアホなことを続けているから、そうなっているんじゃないのか? そこをきちんと見ないといけない!」と東京の感染者対策を一刀両断した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/089126ec397baa6b7e5f8c5c59a0ff44743c9d6b

軽症者が急変することや無症状者が感染を広げることについてはどのように考えるのでしょうか?

辛坊治郎氏が「グッとラック!」で持論展開「劇的に感染は減っている」「感染者の数は何の役にも立たない」

さらに「感染者の数は何の役にも立たない」と切り捨て、感染拡大を判断するのに最適なのは「重症者数」「死者数」の推移だと主張。東京都の重症者数が4月から昨日までに右肩下がりに減少しているグラフを提示し「劇的に感染は減っている」と持論を述べた。

https://www.chunichi.co.jp/article/85589

感染者の増加に少し遅れて重症者、死亡者が増えます。
感染者、重症者、死亡者は指数関数的に増加しますので重症者、死亡者が増え始めてから慌てて対応しても手遅れです。

このような考えが政府のスピーカーであると考えると恐ろしいです。

橋下徹氏

橋下氏はPCR検査には否定的な立場でした。

橋下氏は、「PCRも重症化するような人を見つける為に必要で、一般の人がPCRをどんどんやる必要はないんですよ」と反論。「はっきり言って10歳から40歳くらいの元気な人は、普通の風邪のような感じで家で寝とけって政府がバシっと言えばいいんですよ。全員PCRなんかやらなくていいんですよ。やれやれやれやれって不必要なこと煽るからおかしくなる。いらないんです。だって、やったってどうするんですか?」と私見を述べた。

サンスポ 2020/2/29

ところが一転、検査基準を満たしていなかったにもかかわらず、橋下氏はPCR検査を受けました。

橋下徹氏の変節の経緯から見るコロナウイルス検査の必要性 橋下氏はコロナウイルス検査には否定的な立場でした。 橋下氏は、「PCRも重症化するような人を見つける為に必要で、一般の人がPCR...

感染が疑われる状況で検査を受けられない大変さが嫌というほどわかったはずですが未だにPCR検査に反対しています。

橋下徹氏 PCR全国拡大論に反対「現場を分かってない」「意味がない」

橋下氏はクラスターが発生した東京・歌舞伎町など特定のホットスポットに関しては「PCR検査は拡大してやっていくべき」との見解を示した上で、「この状況でPCR(検査)をどんどん拡大しろ、というのは現場をよく分かってないなー、と。今の日本の保健所システムでは、全部濃厚接触者を追っていって、ものすごい手厚いサポートシステムをやってる。このフォローアップシステムというものが、重症者を減らし、死者数が少ないという現実があるわけです」と説明。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ca0b0240e36eed4663585cf4d52e866f4d5a6ab6

京都大学大学院医学研究科特定教授 上久保靖彦氏

「日本人は集団免疫を獲得している」という主張をしています。
小川榮太郎氏の仲介で安倍総理と面談していました。
根拠の無い仮説ですが政府の政策にまで影響を与える恐れがあります。
仮説に対する実証実験は行っていません。
日本人は集団免疫を獲得していると主張しているのは世界中でこの人達だけでしょう。

上久保靖彦氏の集団免疫説を検証 京都大学大学院医学研究科の上久保靖彦特定教授と吉備国際大学の高橋淳教授らの研究グループは「日本人はコロナウイルスに対する免疫を持ってい...
言霊の国ニッポン、上久保靖彦氏の集団免疫説で元気になる人が続出 言霊:声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事...

国際医療福祉大学大学院教授 高橋泰氏

「既に日本人は30~45%はコロナに曝露している」という説を主張しています。
上久保氏同様、仮説に対する実証実験は行っていません。
高橋氏の説を信じる人がいることが信じられないのですが多くのメディアに登場しています。

高橋泰氏の「感染7段階モデル」を検証 上久保氏の集団免疫説同様、メディアで取り上げられることが増えてきた高橋氏の「感染7段階モデル」について検証します。 7段階モデル...

文芸評論家 小川榮太郎氏

上久保氏との共著があります。
上久保氏と共に会見を行いました。

改めて言う!! 新型コロナ《第2波》は来ない【上久保靖彦/小川榮太郎】

小川 緊急事態宣言解除以降、東京の〝夜の街〟を中心に感染者の数が急増しています(7月14日時点)。コロナの第2波が来るのではないかと、専門家やマスコミを中心に報じられ、多くの人たちが不安を覚えている。でも、数字を見ると、死亡者数は5月中旬以降、微増、重症者に至っては減少し続けています。明らかに被害は縮小している。それなのに、経済活動をどんどん萎縮させていいものなのか。

上久保先生は京都大学血液・腫瘍内科で故・内山卓教授(レトロウイルス学)のお弟子さんでいらっしゃった上、現在は大学でも免疫学や、臨床検査学の単位認定者も長年なさってこられました。言うなればプロ中のプロでおられます。果たして第2波は来るのでしょうか。

上久保 結論から言えばありません。

小川 それはなぜですか。

上久保 すでに私たちの多くはコロナに感染しており、免疫ができている状態だからです。

https://web-willmagazine.com/social-history/BwYaR

政権とのパイプがあるようで上久保氏を安倍総理に紹介しています。

第108回 勝兵塾月例会レポート

このモデルは大変信憑性が高いと考えたので、私も発信し、政権にも報告した。専門家会議の報告書では、武漢の第1波と欧米の第2波を専門家会議は正確に予測したため適切に対処したと書いているが、これは嘘である。私は3月26日に上久保教授の予測を伝えたが、加藤大臣は、麻布や六本木で夜飲み歩いている人々の感染がクラスターで追い切れないためで、夜遊び禁止だと言っていた。専門家会議は夜遊びが原因だと言っていたのである。確かにそういう場所でクラスターが発生したのは事実であるが、その原因は欧米からの帰国者である。さらにクラスターが追えなくなると、専門家会議では突然40万人死ぬという人が出てきたり、8割行動制限だと言い出すようになった。これが科学だろうか? 防衛については安倍政権の下で相当の水準まで来ているが、医療安全保障については無防備であり、このような状況を放置していては秋の第2波に備えられない。第2波に備えるためには、抗体と自然免疫しかなく、今のうちに社会を動かして感染に晒されておいた方がよい。この説について多くの専門家の知見を早く政府に纏めて頂きたい。」と、新型コロナウイルスへの対応を通じて日本の医療安全保障の問題点を指摘されました。

http://shoheijyuku.com/monthlymeeting/8020

絶望しか感じません。

京都大学准教授 宮沢孝幸氏

K値を推奨し、緊急事態宣言は必要無かったという立場です。

K値について調べてみました K値は大阪大の中野貴志教授(原子核物理)が考案したもので感染症の流行状況を知る指標とのことです。大阪モデルに採用されるのではないかと言...

宮沢氏はK値を推奨する以前はまともなことも言っていました。
1/100作戦は市民への啓蒙としては良い活動だと思います。
(コロナには感染しない方が良いという立場での活動です)

藤井聡氏と対談し始めてからおかしくなったように感じます。

【宮沢孝幸&藤井聡 対談】コロナ禍は「人災」である

藤井 さらにね、これ僕もう本当に怒髪天を衝く勢いで憤ったのは、西浦先生たち専門家の数値計算のいい加減さです。ちょっと一般の方には分かりにくいかもしれませんけれど、我々理系の人間にしてみれば、「べき乗」の数値が少し違うだけで、結果が全く変わってくるなんてことは、常識中の常識じゃないですか。

宮沢 そうそうそう(笑)。

https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20200604/

宮沢氏の発言で吉村知事が天を仰ぐことになります。

「吉村知事」が「8割おじさんに騙された」 西浦モデルを阪大教授が全否定した「K値」とは

その学者の一人、京都大学ウイルス・再生医科学研究所の宮沢孝幸准教授は、
「吉村知事は天を仰いでいました。西浦モデルに“騙された”という思いがあるのではないでしょうか」
と、述懐。

https://news.goo.ne.jp/article/dailyshincho/nation/dailyshincho-638034.html

「コロナは危険、PCR検査推奨派」の岡田晴恵氏と因縁があるようです。

指定感染症外しにまで言及しています。
藤井聡氏の影響が大きいのでしょうか?

「5類相当にしつつ治療費を公費負担にするなど、柔軟なやり方を」新型コロナウイルスの扱いについて宮沢孝幸・京大准教授

また、「まだ未知な部分が多い病気なのに2類から外すのは怖い」「今までより感染拡大するんじゃない?」といった不安の声についても、「インフルエンザはシーズンになると毎年1000万人、2000万人という単位で感染する。それに比べれば感染力は低い。重症化の懸念もあるが、ご高齢でも基礎疾患を持っていない方はほとんど亡くなっていない。これはイタリアにおいても同様だ。今後は5類にしつつ、重症化リスクのある方は治療費を公費負担にするなど、柔軟なやり方もあるんじゃないか」と話していた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8ec0d695359a2572da5eaf5ba3060ccef93fc4b8

京都大学大学院教授 藤井聡氏

西浦氏、尾身氏に公開質問状を出しています。

京都大学大学院教授、同大学レジリエンスユニット長の藤井聡です。本原稿では、西浦・尾身氏らの「4月7日の8割自粛要請」という提案についてではなく、「5月6日のGW空けの緊急事態解除を要請せず、逆にその延長を支持したこと」は、極めて深刻な罪であるという筆者の見解を公表します。

以下はあくまでも筆者の見解ですので、もしも、西浦氏・尾身氏ら等の専門家委員会側に、弁明の余地があるとお考えでしたら是非、正式にご回答頂きたいと思います。

西浦氏、尾身氏ら、専門家委員会の誠実な回答をお待ちしています。

https://38news.jp/economy/15951

この後も執拗に西浦氏を攻撃します。
緊急事態宣言が許せなかったようですが、その理由を見ると驚きます。

新型コロナがあぶり出した「狂った学者と言論人」【中野剛志×佐藤健志×適菜 収:第1回】

佐藤:「僕は、自粛させられていることで、山ほど嫌な思いをしています」と宣言した文章(https://the-criterion.jp/mail-magazine/m20200706/)ですね。で、何が嫌なのかというと「いつも行ってる釣りにも行けない」と書いてある。

中野: ちょっと何言ってんのか分かんない……。

適菜:「いつも行ってる酒場には行けない」「行こうと思ってたライブも中止になったし、やろうと思ってたライブも中止になった」「新入生歓迎のコンパだってできないし、今年行こうと思ってたイタリア出張もいけなくなった」「社交をもたぬ人々は、自粛のデメリットが分からないから、すぐに自粛しろと言いがちになる」と。それで「『やりたいことが(家族と職場以外)特に無い、自粛は嫌じゃ無い人々』は、そういう、コロナ自粛で苦しめられている人と、全く個人的な付き合いを持っていない」と意味不明のレッテルを貼るわけです。「そしてそんな大切な社交が分からんようなガキは、大人の社会のあり方を決定する(尾身氏の言うような)自粛論に参画しちゃいかんのです」と。自粛している人もそれぞれ事情があるはずです。社会のことがわからないガキは一体どちらなのかという話ですね。

佐藤:愛すべき文章じゃないですか。パンデミックが起きているのに、行動制限にたいするアンチテーゼが、釣りにライブにコンパ。「よほどストレスがたまっているんだね」と微笑ましく思うのが、まっとうな大人の反応です。

https://news.yahoo.co.jp/articles/fafcec2f70f2aae1f175bf1f3b37c55fa3b47239?page=2

「自粛が嫌だからコロナ大したことないと考える派」という分類が適切かもしれません。
随分自分勝手な意見です。

村中璃子氏

「コロナは危険、PCR検査非推奨派」に入れてもよさそうですが指定感染症外し(2類相当見直し)を肯定する意見が見られましたのでココに入れました。

この記事を書いたおかげでブロックされました。

村中璃子氏のコロナウイルス論を検証 村中氏はテレビ、twitter、note等で精力的にコロナウイルス感染症について発信しています。村中氏のコロナウイルス論を検証します。...

コロナは危険、PCR検査非推奨派

木村盛世氏

木村氏は「数十万人死亡する可能性があるが集団免疫獲得を目指すべき」と主張しています。
東アジア特有の感染拡大が起こりにくい条件下で敢えて集団免疫獲得を目指す考えは理解できません。
非常に危険な考え方です。

コロナウイルス感染症、指定感染症から外すべきという木村盛世氏、音喜多駿氏の主張を検証 コロナウイルス感染症を指定感染症から外すべきという意見があります。仮に指定感染症から外した場合、どのようなことが起こるのかを検証します...

病理医 峰宗太郎氏

DIAMOND onlineの『日本がコロナで「PCR検査抑制」を決めたロジックを完全図解』の記事に名を連ねPCR検査抑制論を主張していました。

DIAMOND onlineのコロナ関連のトンデモ記事 コロナウイルス関連の報道は間違ったものが多いです。この記事ではPCR否定派のロジックがほぼ全て登場します。一つずつ見ていきます。 ...

マシュマロ(自作自演が疑われる)を使用し、twitterで精力的に情報発信を続けています。
「コロナは危険、PCR検査推奨派」と対立関係にあります。

峰宗太郎氏のPCR検査論を検証 峰宗太郎氏についての記事を何回か書きました。知らないうちにtwitterで峰氏からブロックされていました。それ以降峰氏の投稿を見ること...

手を洗う救急医Taka氏

「コロナは危険、PCR検査推奨派」の岡田晴恵氏を攻撃しています。

「コロナ大したことない、PCR検査非推奨派」の宮沢孝幸氏に対しては否定的です。

同じ「コロナは危険、PCR検査非推奨派」の峰氏、坂本氏とは仲が良さそうです。

「みんなで知ろうHPVプロジェクト」副代表です。
https://readyfor.jp/projects/min-papi

聖路加国際病院 坂本史衣氏

2月26日Buzzfeedに「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?感染管理の専門家に聞きました」という記事が載りました。
肺炎症状があり検査が必要な人でさえ、検査を断られるような状況でのPCR検査抑制論の走りとも言える記事です。
軽症者や無症状者へのPCR検査は行うべきでは無いという専門家会議の提言を踏襲しています。

国のコロナウイルス対策とPCR検査抑制論の推移 国のコロナウイルス対策がどのように変化してきたのか、検査は充分に行われてきたのかを振り返ります。同時にPCR検査抑制論を唱える人達がど...

当然PCR検査で陰性証明とすることには反対です。

ところが勤務先の聖路加国際病院では陰性証明書の発行を行っています。

http://hospital.luke.ac.jp/topinformation/news/20200624.html

陰性証明書の発行を決定したのは経営陣でしょうから、現場の坂本氏の見解とは異なることが行われても坂本氏を批判するのは筋違いかもしれません。
しかし、PCR検査をなかなか受けられない人からすると釈然としないものを感じると思います。

「みんなで知ろうHPVプロジェクト」に応援メッセージを出しています。
https://readyfor.jp/projects/min-papi

産科医 室月淳氏

2月の段階からベイズの定理を用いてPCR検査の有用性を否定しています。

ベイズの定理を悪用し、コロナウイルスPCR検査の有用性を否定する医師達 以前ベイズの定理を用いて事後確率を計算する時の注意点を記事にしました。 https://tatsuharug.com/bayes...

とんでもないことを言っています。
一貫してPCR検査には否定的です。

コロナは危険、PCR検査推奨派

感染症専門医 忽那賢志氏

感染症専門医として正確な情報を提供していると思います。
しかし、コロナウイルスPCR検査に関しては3月6日にPCR検査抑制論と取れる記事を書いています。
医師が必要と考える検査でさえ、充分にできていない状況での記事でしたので悪影響は大きかったと考えます。

国のコロナウイルス対策とPCR検査抑制論の推移 国のコロナウイルス対策がどのように変化してきたのか、検査は充分に行われてきたのかを振り返ります。同時にPCR検査抑制論を唱える人達がど...

「みんなで知ろうHPVプロジェクト」に応援メッセージを出しています。
https://readyfor.jp/projects/min-papi

京都大学教授 山中伸弥氏

山中氏はコロナウイルス感染症に関するサイトを開設し、情報発信を行っています。
3月には5つの提言を出しています。

提言1 今すぐ強力な対策を開始する
提言2 感染者の症状に応じた受入れ体制の整備
無症状や軽症の感染者専用施設の設置を
重症者、重篤者に対する医療体制の充実

提言3 検査体制の強化(提言2の実行が前提)
PCR検査を必要な時に必要な数だけ安全に行う体制の強化が求められています。これは世界各国の行政や科学者の知恵比べです。

提言4 国民への協力要請と適切な補償
提言5 ワクチンと治療薬の開発に集中投資

https://www.covid19-yamanaka.com/cont6/main.html

間違ったことは言っていないと思います。
以降、少しずつ改訂が加えられていますがtwitterでは一部から批判が集まりました。

「PCR検査を必要な時に必要な数だけ安全に行う体制の強化」や「無症状や軽症の感染者専用施設の設置」という所が気に入らなかったのかもしれません。

大学のPCR検査能力、文科省が調査 山中教授も提言

京都大iPS細胞研究所の山中伸弥教授も6日、安倍晋三首相とともに出演したインターネット番組で、「PCR検査の機器や技師の不足が今後の課題」と指摘。「私の提案」として自身が所長を務めるiPS研が活用できると話し、「新型コロナのPCR検査をできる機器が30台くらいある」と明かしていた。

その上で、「その機器を使って普段からPCRをしている研究員たちが何十人かいるが、自粛で多くの人が実験せずに在宅になっている。大学の研究所などの力をうまく利用すればPCRの検査能力は2万をこえて、10万くらいいける可能性がある。研究者として検査能力の向上に貢献したい」と話していた。

https://www.asahi.com/articles/ASN5D7HZRN5DULBJ00J.html

大学、研究所などのPCR機器を利用し、検査を拡充すべきという主張を行っています。

コロナ大したことない、PCR検査推奨派

感染症専門医 高山義浩氏

高山氏はダイヤモンド・プリンセス号に岩田氏が乗船する手助けをしました。

集団免疫獲得での収束を主張しています。

【新型コロナ】ウイルスとの共生に向けて私たちができること

封じ込めができなかったいま、集団免疫率に到達することで終息します。その場合、日本に住む 29〜60%の人が感染すれば終息に至ると理論上は考えられます。

理論上は日本に住む29〜60% の人が感染すれば終息に…

今回の新型コロナウイルスも、これから私たちは次々に感染しながらも、代わりに免疫を獲得していきます。たしかに、再感染の報告もあるようですが、おそらく(基礎免疫を獲得しているので)軽症だろうと考えられます。

こうして、冬のシーズンに流行を重ねつつ、数年かけて大人たちは初感染による基礎免疫を獲得し、いわば5番目の「風邪」コロナウイルスとして、人類社会に定着するのだろうと私は思ってます。その後も子供たちにとっては初感染でしょうが、多くが軽症なので問題にならないはずです。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/shingatakoronauirusu-jinruitonokyoseinimukete_jp_5e6f1770c5b6dda30fcc321d

コロナで集団免疫獲得を目指すというのは非常に危険な考え方です。
PCR検査には反対していません。

―― 無症候の濃厚接触者に検査する意味はあるか?

もちろんあります。全数把握ができなくとも、把握できる感染者が多ければ、それだけリスクを減らすことができるでしょう。とくに濃厚接触者は感染している可能性が高く、発症する2~3日前から感染力があることも分かってきたので、キャパシティがあるならば検査を行った方がよいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/byline/takayamayoshihiro/20200608-00182383/

コロナの制圧は不可能で「コロナとの共生」を受け入れるべきという立場のようです。

―― 夏までには、国内での流行は封じ込められるか?

難しいと思います。いま、全国では、数十人程度の感染を毎日確認しており、患者数が下げ止まっている状況です。一定の人口があると感染症はリザーブされてしまうもの。日本がとっている現行の対策においては、これが定常状態なのかもしれません。そのうえで、ときどき北九州のような流行を認め、その都度、封じ込めることが繰り返されるのでしょう。

つまり、これが私たち社会のゴールと考えておいた方がよいと思います。

https://news.yahoo.co.jp/byline/takayamayoshihiro/20200608-00182383/

東京慈恵医大教授 大木隆生氏

未来投資会議でコロナウイルス対策の提言を行っています。

未来投資会議とは 成長戦略、首相を議長に議論

国や地方の成長戦略を議論する会議。政府が2013年に設置した「産業競争力会議」などを引き継いで16年9月に始まった。首相を議長として、議員は関係閣僚や企業の代表者らが務める。年に10回ほど開催する会議を踏まえ、毎年6月に成長戦略を取りまとめている。

https://www.nikkei.com/article/DGXKZO45749150W9A600C1EA2000/

大木氏の提言をまとめると次のようになります。

  1. コロナの封じ込めは不可能なので共生を目指すべき
  2. コロナの致死率はインフルエンザと同程度
  3. 院内感染を防ぐために入院患者のPCR検査、医療従事者のPCR検査(週1回)を行うべき
  4. 真の死亡率を調べるために広く一般人を対象にPCR検査を実施すべき
  5. 指定感染症から外すべき

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai42/siryou4.pdf

大木氏の致命率の考え方は間違っています。
大木氏の提言はコロナの致命率は低いということを前提としています。
真の致命率が大木氏が予想している数字よりも遥かに高かった場合、提言そのものが意味の無いものになります。

コロナウイルス感染症とインフルエンザとの違い 近頃はPCR検査抑制論だけでなく、コロナはインフルエンザみたいなものという主張まで出てきました。あまりにもいいかげんな主張なので違いを...

分類不能

神戸大学大学院 岩田健太郎氏

twitterで精力的に情報発信をしています。
ダイヤモンド・プリンセス号に乗り込み海外に向けて動画を公開し、話題になりました。
エキセントリックな人で軽はずみな発言が目立ちます。
右から左からいろいろな方面から批判を受けますが本人はあまり気にしていないようです。

藤井聡氏からの西浦氏への批判に対しては西浦氏擁護の立場です。

岩田健太郎医師「感染爆発を押さえた西浦博先生の『本当の貢献』とは」【緊急連載①】

ですので、最悪のシナリオを想定して、その回避にかかった西浦先生の判断そのものはまったく正しかったわけで、その最悪のシナリオがやってこなかったらから怒るというのは話が違う。心筋梗塞のシナリオでいうと、「なんで、この患者さんは心筋梗塞じゃなかったのに、家に帰さなかったんだ」と後付けで文句を言ってるのと同じなんです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/41505c6197d707b95edb2b6101ba8b5d7f6ecc85?page=3
ダイヤモンド・プリンセスに関する岩田先生と高山先生のやり取りから明白になった問題点 岩田健太郎先生は感染症に関しては、非常に有名な先生です。先生の抗菌薬の使い方の書籍を読んで勉強させて頂きました。 岩田先生は、海...
岩田健太郎氏のコロナウイルス論を検証 岩田氏はダイヤモンド・プリンセス号に乗り込み海外に向けて動画を公開し、話題になりました。 twitterでも精力的に情報発信を行ってい...

これからも順次更新する予定です。

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