大紀元時報という法輪功の関係者が中心となって運営しているウェブサイトがあります。
2020年5月25日、大紀元時報に掛谷英紀氏が「新型コロナ第一波を総括する」というタイトルのトンデモ記事を載せていました。
これは第一波が終わった頃の検査拡充は不要とも取れる楽観論に基づく記事であり、多くの人々にリツイートされていました。
Contents
- 2020年5月25日
- 死者数でみると日本の対応は明らかに他国よりも優れていたと言えるだろう
- 彼らは、口を揃えて盛んにPCR検査拡充を主張した。その無責任な意見に従わなかったことが、医療現場の混乱を防いで日本の成功をもたらした要因の一つになっている
- (掛谷氏が考える) PCR検査拡充に反対した人達
- 日本の医師が適切な対策をとれたのは、彼らの数理能力が高いからである。上で述べたベイズの定理に対する理解はその一つである。
- 日本の医療崩壊を意図している悪意の人(左翼中核層)と、単に頭が足りない人(左翼浮動層・デュープス)が混ざっていると考えられる
- 防疫に失敗して死者がたくさん出れば政権が転覆できると思って、あらゆる妨害をする人たちと行動を共にしていいかどうかは、自分の胸に手を当ててよく考えて欲しい
- このタレントたちはお金をもらって台本通りに話している左翼利権層である。しかし、この台本を書いた人は悪意の左翼中核層と考えて間違いないだろう
- 左翼は医療従事者のほぼ全員を敵に回した
- 掛谷氏の記事の引用リツイート、返信
- まとめると
2020年5月25日
掛谷氏のトンデモ記事が書かれたのは2020年5月25日です。
日本の検査状況を振り返ります。
3月末までの帰国者・接触者相談センターの相談件数と検査実施数 厚生労働省
全国で313,475件の相談がありましたが、検査を実施したのはわずか12,595件(4.0%)でした。
東京では41,105件の相談がありましたが、検査を実施したのはわずか964件(2.3%)でした。
市中感染が拡大しつつある状況で検査まで辿り着けた国民は一握りに過ぎません。
ウイルス検査「拒否」全国で290件 日本医師会が調査結果公表
新型コロナウイルスの検査について日本医師会は、医師が保健所に検査を依頼しても断られたケースが、26の都道府県で合わせて290件あったと公表しました。
新型コロナウイルスの検査をめぐっては、医師が感染が疑われるとして保健所に依頼しても断られたケースが報告されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200318/k10012338211000.html
日本医師会は今月16日までの20日間、全国の医師会を通じて調査した結果、こうしたケースは26の都道府県で合わせて290件あったと公表しました。
断られた理由については「肺炎の症状があったが、もう少し経過をみてほしいと言われた」とか「検体を取りに行きたいが人手が足りない」などの回答があったということです。
2020年3月18日 NHK
PCR検査、大阪で最長10日待ち=医師「保健所受け付けず」―民間委託で拡充急ぐ
新型コロナウイルスの感染者数が1600人に達した大阪府で、保健所がPCR検査が必要と判断してから実際に検査するまで、最長で10日程度かかっていたことが3日、大阪市保健所への取材で分かった。
患者の急増に検査態勢が追い付いておらず、検査を待つ間に容体が悪化して入院したケースもあった。府は民間検査機関の活用も進めるなど検査能力の拡充を急いでいる。
府内では、大阪健康安全基盤研究所(大阪市)や医療機関などで1日当たり計約420件の検査能力がある。府は検体採取場所を増やし、民間検査機関にも委託することで、約890件に拡充する見込みだ。
しかし、感染者の4割が集中する大阪市では4月中旬、相談から検査までに最長10日間かかっていた。重症者やクラスター(感染者集団)の検査を優先したが、待機中に容体が急変して入院した人もいたという。
大型連休中で検査が減少した1日時点でも、5日程度の待ち時間が生じていた。
新型コロナが疑われる患者が訪れる地域の開業医も対応に苦慮する。府内のあるクリニックには発熱した人がほぼ毎日来院するが、他の患者とは別の時間帯に、防護服を着込んで診察している。男性院長は「保健所は必要な検査をほとんど受け付けていない」と語気を強める。
院長によると、患者に肺炎の所見があるにもかかわらず、保健所に検査を断られたケースがあった。発熱した別の介護職員は検査を受けられず、仕事に復帰できないまま2週間の自宅待機を余儀なくされているという。
院長は「検査を受けられずに39度の熱が続くのがどれだけつらいか。医療崩壊を防ぐため、患者に過度な負担を強いている現状が気の毒でならない」と話した。
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_14058/
2020年5月3日 JIJI.com
「高熱出てもPCR検査が受けられない…」 下関の医療関係者たちが語る検査抑制の“鉄壁のガード”
高熱で相談しても大半が検査対象外
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/17266
市内各地では「高熱が出たので医療機関に行ったが診察を断られ、発熱外来に行ってもPCR検査には進めなかった」「高熱で診断を受けた医師の勧めで保健所に電話すると“帰国者や感染者との接触は?”と聞かれ、“いいえ”と答えると門前払いを受けた」という声や、医師からも「検査の足切りどころか、頼んだ患者は全滅(すべて検査不可)だった」「鉄壁のガードがある」などの声が聞かれる。
略
検査前の多重ハードル 「入院を要する肺炎」で相談
市内の開業医に実態を聞くと、「医師の総合的判断といわれるものの、PCR検査を受けるのは簡単ではない。疑いがある患者すべてをPCR検査すれば県保健所がキャパオーバーになるため、保健所からは“念のための検査はやめてほしい”といわれている。38℃、39℃の不明熱が続いても、肺炎や呼吸器症状がなければならない。肺炎でも細菌性でないことが明らかでなければ検査対象にはならない。黄色信号ではなく、確実に赤信号でなければ検査にはならない。ただ、医者として9割方大丈夫と思っても1割の不安が残る。100%疑いがないといい切れないからこそ検査があるはずだ。本当は韓国のようにどんどん検査して感染者を見つけなければいけないのだが、逆に検査を受けるまでに何重ものハードルがある」と語る。
略
「都市部で明らかになっているように、実際の新型コロナ感染者には、不顕性感染(感染していながら臨床的に確認できるような症状がない場合)が多く、8割が無症状者だ。軽症者が急激に重症化して亡くなるようなケースも出ている。これを早期に発見しなければいけないはずだが、無症状者どころか軽症者でも検査対象にならない。PCR検査は1回約2万円かかるため、医療保険をいかに抑制するかというのが背景にあるのではないか」と医師は指摘する。
2020年5月19日 長周新聞
2020年5月8日、37.5度以上の発熱が4日以上というそれまで多くの国民を苦しめてきた受診目安がようやく削除されました。
「新型コロナウイルス感染症患者に対する積極的疫学調査実施要領」が改定され、無症状の濃厚接触者の検査について、国が許可を出したのは2020年5月29日ですので、掛谷氏の記事が出た頃は、多くの自治体では無症状者の検査は行われていませんでした。
これらを踏まえて掛谷氏の記事を見てみます。
死者数でみると日本の対応は明らかに他国よりも優れていたと言えるだろう
新型コロナ第一波を総括する
新型コロナウイルスの第一波は収束しつつある。政府は5月14日に39県、5月21日に近畿3府県、そして5月25日には残る5都道県についても緊急事態宣言の解除を発表した。日本政府の対応には色々な批判はあったが、死者数でみると日本の対応は明らかに他国よりも優れていたと言えるだろう。その成功の要因は何か、逆に日本の弱点は何だったかについて、記憶が風化しないうちに一度総括しておくことは重要であると思う。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
2020年5月25日
掛谷氏に限った事では無いのですが新型コロナ対策に成功している台湾、韓国、ニュージーランド、オーストラリア等との比較を行わないのは何故なのでしょうか?
総死亡者数 | 人口100万人あたりの死亡者数 | |
日本 | 17,156 | 136 |
韓国 | 2,404 | 47 |
オーストラリア | 1,162 | 45 |
台湾 | 840 | 35 |
ニュージーランド | 27 | 5 |
中国 | 4,636 | 3 |
https://www.worldometers.info/coronavirus/#countries (2021年9月20日)
彼らは、口を揃えて盛んにPCR検査拡充を主張した。その無責任な意見に従わなかったことが、医療現場の混乱を防いで日本の成功をもたらした要因の一つになっている
新型コロナ第一波を総括する
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
これと似たことが、今回の新型コロナウイルス問題でも繰り返された。テレビでコメンテーターとして登場したのは、学会から干された非主流派の医師や、そもそも医療関係の資格をもたない自称専門家であった。彼らは、口を揃えて盛んにPCR検査拡充を主張した。その無責任な意見に従わなかったことが、医療現場の混乱を防いで日本の成功をもたらした要因の一つになっている。
2020年5月25日
「PCR検査を拡充すると医療崩壊する」というトンデモ説に基づいた主張です。
東京五輪では選手、関係者等に連日検査を行いました。
合計1,017,190件の検査で陽性者312件(陽性率0.03%)でした。
当然ですが医療崩壊を起こすことはありませんでした。
https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/hflbynail76rgidus6rx.pdf
不思議なことに「PCR検査を拡充すると医療崩壊する」と大騒ぎしていた人達は東京五輪の検査には何も言いませんでした。
医師が必要と考える検査でさえ、まともにできていなかった状況を正当化することはできません。
日本では検査拡充が進まず、 感染者が増加すると接触者調査が縮小されるということが何度も繰り返されています。
感染者が多すぎて…保健所業務が逼迫、「濃厚接触・感染経路」調査縮小の動き
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210820-OYT1T50247/
全国の新型コロナウイルスの感染者は20日、新たに2万5876人が確認され、3日連続で過去最多を更新した。感染の急拡大で保健所の業務が 逼迫ひっぱくする中、東京都や埼玉県、大阪市、那覇市などでは、保健所が抱える業務のうち、感染経路や濃厚接触者を調べる「積極的疫学調査」を縮小する動きが出ている。
2021年8月21日 読売新聞
(掛谷氏が考える) PCR検査拡充に反対した人達
新型コロナ第一波を総括する
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
しかし、今は多くの専門家がSNSで自ら情報発信をしている。ツイッターでは新型コロナウイルス感染症対策専門家会議にも出席している今村顕史医師や西浦博医師が積極的に情報発信をしていた。また、ツイッターでフォロワーを多く抱える影響力の大きい医師たちも、専門の医師たちを援護射撃した。EARLの医学ツイートや救急医Taka(木下喬弘医師)、峰宗太郎医師はその代表例である。また、これまではフォロワーが少なかったが、この援護射撃に加わってフォロワー数を伸ばした仲田洋美医師や萩野昇医師などもいる。
PCR検査拡充の弊害は、そもそも陽性と分かっても治療法がないこと、偽陽性や偽陰性などの検査精度の問題があることによるもので、上述の医師たちはこれらの論点を丁寧に説明していた。偽陽性・偽陰性がもたらす弊害は、ベイズの定理と呼ばれる理論で説明できる話で、私も大学のパターン認識の講義でいつも話す内容なので、それを素人にも分かりやすく説明する動画を作って微力ながら援護射撃に加わらせていただいた。
2020年5月25日
ここで挙げられているのは掛谷氏がPCR検査拡充に反対したと考える人達です。
ここで名前を挙げられていても本人はそうでは無いと主張する人もいるでしょう。
PCR検査拡充の弊害として「陽性と分かっても治療法がない」とあります。
世の中には対症療法以外の治療法が無い疾患は山のようにあります。
治療法が無いからという理由で検査が必要無いと考える医師がいるのでしたら、大問題であると考えます。
ベイズの定理に関しては過去の記事を参照して下さい。
日本の医師が適切な対策をとれたのは、彼らの数理能力が高いからである。上で述べたベイズの定理に対する理解はその一つである。
新型コロナ第一波を総括する
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
実は、私はこれまで最も学力の高い人たちを医学部にとられることに釈然としないものがあった。そもそも大学入試で出題される理数系の問題を解く能力は、医学部よりも理工系の学部に入ってから役立つものであって、医師にとってはオーバースペックなものを求めていると考えていたからだ。しかし、今回の新型コロナウイルス問題は、その考えを改めるきっかけになった。日本の医師が適切な対策をとれたのは、彼らの数理能力が高いからである。上で述べたベイズの定理に対する理解はその一つである。米国の医師の動画などを見ていると、統計の基礎がわかっていないと思われるケースがしばしば見られる。それに比べると、日本の医師の数理能力の高さは際立っている。
2020年5月25日
ベイズ、ベイズと大騒ぎして検査拡充の妨害活動を続ける医師が多数出現したのは日本特有の現象です。
多くの医師が同じように間違えたのは権威主義、論文至上主義、政治の世界からの働きかけ等の要因があったからでしょう。
日本の医療崩壊を意図している悪意の人(左翼中核層)と、単に頭が足りない人(左翼浮動層・デュープス)が混ざっていると考えられる
新型コロナ第一波を総括する
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
ここで一つの疑問が湧くかもしれない。それは、PCR検査を増やせと言っていたのは、善意だが分かっていない人なのか、分かっている悪意の人なのかである。これに対する答えを導く上で思い出していただきたいのが、初回のコラム「なぜ人は共産主義に騙され続けるのか」である。実際には、日本の医療崩壊を意図している悪意の人(左翼中核層)と、単に頭が足りない人(左翼浮動層・デュープス)が混ざっていると考えられる。
2020年5月25日
PCR検査の拡充という科学的議論に突然、左翼という政治的視点が登場します。
科学的議論に右も左もありません。
防疫に失敗して死者がたくさん出れば政権が転覆できると思って、あらゆる妨害をする人たちと行動を共にしていいかどうかは、自分の胸に手を当ててよく考えて欲しい
新型コロナ第一波を総括する
このうちの後者の人々に目を覚まして欲しいという思いで、5月11日に、「私も現政権の政策には不満が山ほどあるし、政権批判は積極的にすればいいと思う。しかし、防疫に失敗して死者がたくさん出れば政権が転覆できると思って、あらゆる妨害をする人たちと行動を共にしていいかどうかは、自分の胸に手を当ててよく考えて欲しい」
とツイートをしたところ、150万インプレッションを超える大きな反響があった。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
2020年5月25日
掛谷氏はPCR検査を拡充すべきと主張する人が死者が増えることを期待していると考えているようです。
しかし、PCR検査を拡充すべきという主張と死者が増えるということには因果関係はありません。
掛谷氏の思考法は次のようになっていると考えられます。
「PCR検査を拡充→医療崩壊→死者増加」→「PCR検査拡充を言挙げする人達は死者が増えることを期待している」
これは言霊思想であり、迷信です。
言霊:声に出した言葉が、現実の事象に対して何らかの影響を与えると信じられ、良い言葉を発すると良いことが起こり、不吉な言葉を発すると凶事が起こるとされた。
自分の意志をはっきりと声に出して言うことを「言挙げ」と言い、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされると信じられた。
Wikipediaより
掛谷氏にとってPCR検査拡充を主張する人達は不吉な言葉を発する忌むべき存在なのかもしれません。
言霊思想は科学的思考を阻害する要因となります。
このタレントたちはお金をもらって台本通りに話している左翼利権層である。しかし、この台本を書いた人は悪意の左翼中核層と考えて間違いないだろう
新型コロナ第一波を総括する
左翼からは陰謀論だとの批判があったが、それからあまり時間が経たないうちに、フジテレビのバイキングで、新型コロナウイルスによる日本の死者数の少なさに関して次のようなやり取りがタレントの間で行われた。「なんか結果オーライみたいだね。」
「俺も最初から言ってた。このまま収まれば自分たちはすごかったんだってことになる。」
「それだけは絶対に許さない。」もちろん、このタレントたちはお金をもらって台本通りに話している左翼利権層である。しかし、この台本を書いた人は悪意の左翼中核層と考えて間違いないだろう。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
2020年5月25日
ここまで来ると陰謀論以外の何物でもないでしょう。
左翼は医療従事者のほぼ全員を敵に回した
新型コロナ第一波を総括する
これまでも、左翼は非科学的な主張を続けることで、自然科学分野の敵を徐々に増やしてきた。「緑のダム」(ダムや堤防に頼らない治水)という妄想で土木工学を敵に回し、放射能デマで物理学者を敵に回し、現実離れした自然エネルギー推しで電気工学者を敵にまわした。しかし、理工学者というのは政治力もなく、口下手でコミュニケーション力もない。そのため、左翼に十分対抗するだけの力が無かった。ところが、今回の新型コロナウイルス問題で医療現場の足を引っ張り続けことで、左翼は医療従事者のほぼ全員を敵に回した。さらに、国会で立憲民主党の議員が、医療従事者の尊敬を集める尾身茂医師を国会の場で侮辱したことがとどめを刺した。医師は理工学者と違って政治力もあり口も立つ。左翼の横暴に立ち向かう上で、我々は非常に強力な味方を得たのである。
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
2020年5月25日
日本では医師が必要と考える検査でさえ、まともにできない状況が作り出され、感染者が増加すると接触者調査が簡単に破綻してしまう脆弱な検査体制となっています。
感染者そのものを減らす対策を取らない限り、医療従事者の負担が軽減されることは無いでしょう。
果たして医療従事者の本当の敵は誰でしょうか?
掛谷氏の記事の引用リツイート、返信
掛谷氏の記事の引用リツイート、返信を見てみます。
賛同しているような投稿を行っている人は検査拡充の妨害に賛成の人や検査拡充の妨害に加担した自覚がある人でしょう。
宮原氏のように一言付け加えておけば言い逃れはできるでしょう。
しかし、言い逃れができない人達が多数います。
コメント欄を確認します。
わたしの名前が出ててびっくりしました.わたしたちも「なんで医学部に入るのに数学やらないといけないのよ?」って思ってました.大学に入っても,確率統計,関数とか数学は必修でした.でも.おかげで卒業して四半世紀たっててもベイズの定理からものを考えたり,数理モデルなんて難しいものが出てきても何とかついて行けたんですよね.卒業してからはほとんど数学と関係なく生きてきましたが,今回,必死で頑張って思い出したり勉強したりしました.
でも.肝心の医学のアカデミア自体はPCRを妊婦・救急・手術・透析症例と医療スタッフには全員やれという要望書を出してしまったりして.情けない限りでした.
その中で,ゆるぎない姿勢で頑張っている厚生労働省の人々の姿を見て涙が出る思いでした.
また,先生方がこうして理路整然とお伝えくださることも,我々にとっては救いでした.
こちらこそ,本当にありがとうございました.
まだまだコロナは終わらないですので,今後ともよろしくお願いいたします
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html
仲田洋美 拝
2020年5月25日
まとめると
日本ではPCR検査拡充妨害活動家が跳梁跋扈し、第一波後にはPCR検査拡充は不要とも取れる楽観論が蔓延しました。
ここに挙げた人達以外にも同じような考え方をしている人が多数いました。
専門家会議の押谷氏は2020年5月のインタビュー記事で次のように語っています。
-検査を抑制した日本の対応には批判もあります。
欧米人の感覚では「自分が感染したかもしれないのに、すぐに検査してもらえない」宙ぶらりんの状態におかれることは耐えがたく、許しがたいことなのかもしれません。しかし、検査や診察への抑制的なアクセスはこのウイルスには必要な対策であり、そこを批判するのは、まさに「気を見て森を見ていないのです」。
http://www.gaiko-web.jp/test/wp-content/uploads/2020/06/Vol.61_6-11_Interview_New.pdf
第ニ波までには検査体制を拡充する余裕は充分にあったはずです。
2020年5月25日の国内の新規感染者数は25人です。
諸外国並みの検査体制を構築することでゼロコロナ達成は容易でした。
PCR検査拡充妨害活動と楽観論の蔓延で日本の未来は決まってしまいました。
この人達がきちんとした総括を行う日は来るのでしょうか?