外科医けいゆう氏というニセ医学批判を行っている医師がいます。
穏やかな語り口調で理性的な文章を書く人です。
Contents
- たった1回のリツイートが誰かの健康を傷つけるかもしれません
- 軽症の人への検査は不要
- 楽天のPCR検査キット批判
- 大事なことはまず、その人が病気なのかどうかを判断した上で、さらにそれが新型コロナウイルスによるものなのか、他の病気なのかという順番で診断を行うこと
- 新型コロナウイルスのPCR検査について、高山先生の一問一答式の丁寧なご解説です。 多くの人が疑問に思うポイントが網羅されているのみならず、不安を煽らないよう最大限の注意を払われていると思います。
- コロナ専門家有志の会のフォローを推奨
- 真実に目覚めた人
- チェリーピッキング
- 無症状感染者のPCR検査感度は最高でも33%
- 知識が豊富で信頼できる専門家ほど安易に白黒はっきり断言しない
- 「専門家から聞いた話では」「ある情報筋によると」「最新の研究によれば」といった枕詞は、ソースが明示されない限り、その情報の信憑性を全く保証しない
たった1回のリツイートが誰かの健康を傷つけるかもしれません
外科医けいゆう氏がリツイートしていた内容を見てみます。
軽症の人への検査は不要
何度も批判してきた新型コロナPCR検査抑制論の初期に出てきた記事です。
2020年2月の段階の記事としても大いに問題があります。
「陽性的中率」というのは検査が仮に陽性だった場合に、どのくらいその結果が正しいか(=本当にCOVID-19にかかっているのか)を示す確率です。
風邪のような症状を訴えても、COVID-19にかかっている可能性が現在のようにとても低い(=集団の中での有病率が低い)状況で検査をすると、COVID-19にかかっていないのに検査結果が陽性と出る人の絶対数も多くなることになります。
すると、陽性という結果が出た人の中で、本当に感染している人の割合である陽性的中率もかなり下がります。よって、本当はCOVID-19ではないのに陽性の検査結果が出てくる可能性も高くなります。
ーーまとめると、せっかく検査をしても、あまり精度は高くないから、その結果を100%信じるわけにはいかない検査ということになりますね。すべての感染例を拾うことには限界がある検査です。また、陽性の結果が得られても、そもそも日本国内の有病率(事前確率)が低いので、陽性的中率は低いと考えられます。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto
坂本史衣氏
PCR検査と抗原検査を混同した内容となっています。
この後、ベイズの定理が登場し、事前確率が低い場合、陽性的中率が低くなるという誤った説が流布されることになります。
ーー現状で、無症状の人、軽症の人に検査をやる意味は薄いとされていますね。検査の目的が変化しているからですね。
封じ込めを試みていた段階が終わりに近づいていますし、陽性と分かっても治療法(=できること)がないからです。今は資材や医療スタッフ、時間などの限りある医療資源を重症者のために優先的に使う必要があります。
今後は病院でも検査ができるように準備が整えられていますが、すべての病院で実施できるようになるわけではありません。
このような中で無症状あるいは軽症な方にまで検査を拡大すると、重症な患者さんの検査が後回しになる恐れが生じます。また検査のための手続きに時間を取られ、重症な患者さんの治療に割く時間が減ってしまうことに繋がります。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto
坂本史衣氏
今後検査体制を拡充し、無症状者を含め、充分な検査が可能になるまでは重症患者に医療リソースを割くべきという主張であれば理解できます。
現場で感じているのは、検査のキャパシティーを増やしているという割には、重症で本当に検査が必要な人がすぐに検査できない状況があるのは確かだと思います。
それは検査センターも手一杯で、検体を出したいと言ってもなかなか受け入れられない実情があるからだと思います。ですが、やはり必要な患者さんには速やかに検査ができる体制を一刻も早く整えることは大事だと思います。
ただ、それは軽症の人も含めて全部検査しろということではありません。国ごとに段階や医療体制が異なるので何が適正な検査数なのかを考えるのは難しいです。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto
坂本史衣氏
この主張を見ると軽症の人には検査が不要と読み取れます。
ただの風邪なのか、COVID-19なのかは病院で診察を受けても見分けることが困難です。検査をしても確実に診断ができるとは限らず、仮に感染していたとしても治療の方法はありません。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-sakamoto
坂本史衣氏
2020年2月の段階では治療法は確立してはいなかったでしょう。
しかし、そのことは検査が不要という理由にはなりません。
エビデンスや治療薬は天から降ってくるものではありません。
感染者を発見し、臨床現場での治療経験の蓄積がなければ治療法の確立は不可能です。
坂本史衣氏の現在の見解とは異なる所があるかもしれません。
無批判に記事を引用リツイートした外科医けいゆう氏の現在の見解を知りたいです。
楽天のPCR検査キット批判
治療の最前線にいる感染症専門医も「推奨しません」
この検査について発表された直後から、SNSでは、医師らによる批判の声が上がっていた。
「精度の低い検査で陽性なのに陰性(偽陰性)と出たら、安心して行動し感染を広げかねない」
「(本当は感染していないのに陽性と出る)偽陽性となった人が医療機関を受診したら医療機関の混乱や負担増を招く」
「今日の陰性は明日の陰性を意味しない」
「自己採取では適切に検体が取れない」
などだ。
https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/rakuten-pcr
2020年4月23日
楽天のPCR検査キットに関する批判です。
坂本史衣氏の記事では医療リソースの問題や治療法が確立していないという理由で軽症者への検査が不要という主張でした。
病院への負荷をかけない自己採取による検査は信頼性が低いという理由で反対とのことです。
こうなると軽症者はどうやっても検査を受けられなくなってしまいます。
2020年4月頃の日本の検査状況は次のようなものでした。
全国で313,475件の相談がありましたが、検査を実施したのはわずか12,595件(4.0%)
東京では41,105件の相談がありましたが、検査を実施したのはわずか964件(2.3%)
日本におけるPCR検査の拒否状況
たとえば3月18日のNHKの情報<ウイルス検査「拒否」全国で290件 日本医師会が調査結果公表>によれば、「医師が保健所に検査を依頼しても断られたケースが、26の都道府県で合わせて290件あった」とのこと。やはり医者が検査すべきだとどんなに言っても、保健所が検査をしてくれないというのは今も続いているように思われる。
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/04/pcr_2.php
2020年4月頃は医師が必要と考える検査ですら、充分にできておらず、全国で検査拒否が相次いでいました。
こういう状況で楽天の検査キットを批判する必要があったのでしょうか?
大事なことはまず、その人が病気なのかどうかを判断した上で、さらにそれが新型コロナウイルスによるものなのか、他の病気なのかという順番で診断を行うこと
2020年2月の段階と考えても大いに問題のある記事です。
ーー「水際対策」に意味はないと、ブログで発信もされています。
基本的にこうした状況で水際対策を行うことに意味はありません。スクリーニングをかけることは悪いことではない。でも、スクリーニングを行うことで病原体を国内に持ち込まないという目標を設定するのは非常にナンセンスで、意味がありません。
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/coronavirus-dr-iwata?ref=hpsplash
岩田健太郎氏
現在は撤回しているとは思いますが「水際対策に意味は無い」という主張の真意がよくわかりません。
ーー感染を防ぐため、一般の人にはどのような対策ができるのでしょうか?
まず、新型コロナウイルスに感染することを予防するという目的では、マスクを着用することには全く意味がありません。むしろ、マスクが枯渇しつつある現状ではするべきではないと言えます。
マスクが潤沢にあるときは、着用しても良いかもしれません。でも、現在のような状態では、正当な理由がない場合には使うべきではないと思います。
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/coronavirus-dr-iwata?ref=hpsplash
岩田健太郎氏
「マスクに新型コロナ感染予防効果が無い」という主張はさすがに撤回しているとは思います。
「供給が不十分な状況ではマスクが枯渇するのでマスクをするな」ではなく、「国はマスクの供給体制を早急に構築すべき」という主張が適切であると思います。
新型コロナウイルスの検査の方針は一般的な臨床現場での検査の方針と全く同じです。毛ほどの違いもありません。特別な戦略が存在するわけではなく、普段の戦略に基づき対応を行なっています。
基本的に検査というものは間違うことがあるんです。大事なことはまず、その人が病気なのかどうかを判断した上で、さらにそれが新型コロナウイルスによるものなのか、他の病気なのかという順番で診断を行うことです。
https://www.buzzfeed.com/jp/yutochiba/coronavirus-dr-iwata?ref=hpsplash
岩田健太郎氏
岩田氏は2021年6月の段階でも妊婦さんへの検査は不要という記事を書いていますので大きく考えは変わっていない可能性があります。
無症状感染者が存在する新型コロナでも一般的な臨床現場での検査の方針と全く同じそうです。
外科医けいゆう氏も同様の見解なのでしょうか?
新型コロナウイルスのPCR検査について、高山先生の一問一答式の丁寧なご解説です。 多くの人が疑問に思うポイントが網羅されているのみならず、不安を煽らないよう最大限の注意を払われていると思います。
https://m.facebook.com/100001305489071/posts/2735521836501306/?d=n
2020年3月の段階での記事ですが大いに問題があります。
「PCR検査の感度は70%」「医療リソースは有限」「偽陰性者が感染を広げる」「軽症者は家で療養」「重症者に限り受診を推奨」「治療薬は無い」等、新型コロナPCR検査抑制論のオンパレードとなっています。
県立中部病院で大規模クラスター発生の経緯とは 発端の患者、PCR検査せず入院
沖縄県立中部病院は1日の会見で、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した経緯を説明した。発端となった患者は細菌感染症との診断で入院前にPCR検査を受けておらず、マスクをせずにリハビリ目的で病室外を歩き回っていたという。
略クラスターは5月24日から6月17日にかけて発生。死者17人は県内で最多だった。7月1日、新たに職員1人が関連の感染だったと判明し、感染者は患者と職員で計51人になった。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/779698
沖縄タイムス 2021年7月2日
2021年7月高山氏の勤務する中部病院では入院患者に検査を行わず、クラスターが発生し、17人が犠牲となりました。
高山氏はクラスター公表に関する責任を取り、委員を辞任しました。
高山医師が委員辞任へ 専門家会議で辞意表明 中部病院のクラスター公表遅れ巡り
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1350039.html
クラスターの公表を巡っては、中部病院の玉城和光院長が7月1日の記者会見で、6月11日に公表に関する会見を開く準備を進めていたものの、前日10日に県病院事業局側から届いたメールが理由で取りやめになったと言及した。県病院事業局は7月2日、問題のメールの内容を公開し、県専門家会議の委員を務める高山氏からクラスターの「公表基準が満たされていない」との指摘があったと説明していた。
外科医けいゆう氏は現在も高山氏のPCR検査論に賛成なのでしょうか?
コロナ専門家有志の会のフォローを推奨
<新型コロナ>「4日間はうちで」削除 専門家会議の有志HP 「受診抑制招いている」批判の声
https://www.tokyo-np.co.jp/article/16945
新型コロナウイルス感染症を巡り、政府の専門家会議の全メンバーらで作る「コロナ専門家有志の会」は、体調不良時の対応としてホームページ(HP)に掲載していた「四日間はうちで」という呼び掛けを削除した。厚生労働省が示した「三七・五度以上の熱が四日以上」といった受診目安が独り歩きし、受診抑制などにつながっているとの批判が高まっていた。有志の会は取材に「伝え方に間違いがあった」と釈明した。
「コロナ専門家有志の会」は「うちで治そう」という誤ったメッセージを流布し続けたにもかかわらず、きちんとした訂正、謝罪を行っていません。
病院にかからず自宅で死亡した方の事例を受けて和歌山県知事の仁坂氏は強い憤りを露わにしています。
この関係で大変怒っていることが1つある。和歌山では医者に行かずコロナで亡くなった方が発生した。和歌山県では国の方針に逆らい、クリニックにお願いをして早期発見システムを作っている。それにより今まで重症化を防いできた。しかし、国は4日間は医者に行かないようにと言い、テレビでもそればかり放送している。もし仮に、あの方がテレビを見て医者に行かずコロナで亡くなったとしたら国の専門家の罪は重い。医療崩壊が発生したのならば医者に行かないというのはしょうがない。しかし医療崩壊が発生していない県では、医者に行き早期発見した方が医療崩壊を食い止めることが出来る、これは論理的に明らかな話ではないかと思う。
https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/message/20200430.html
知事からのメッセージ 2020年4月3日
外科医けいゆう氏が紹介した記事を見てみます。
「陰性」の結果が出ても安心は得られない
検査で「陰性」という結果がでたとしても、安心はできません。なぜなら、PCRの感度は70%程度であり、約3割は、本当は感染しているのに「陰性」と結果がでる(偽陰性)からです。
もし、本当は感染しているのに「陰性」と結果が出た方が、安心しすぎた結果、感染予防の不十分な行動をとると、その行動が他の方への感染につながるかもしれません。
https://note.stopcovid19.jp/n/n9d792324764a
偽陰性者が感染を広げるという珍説です。
「偽陽性」が出るとどうなるのか
反対に、本当は感染していないのに「陽性」と結果がでる(偽陽性)こともあります。実際には感染している確率が低い集団の場合、検査を増やせば増やすほど、偽陽性の人数も増えます。つまり、本来は必要がない多くの方々に、入院や宿泊施設での療養を求めることになってしまうのです。
https://note.stopcovid19.jp/n/n9d792324764a
事前確率が低い場合、検査を増やせば増やすほど偽陽性が増えるそうです。
PCR検査と抗原検査を混同しています。
感染した方を、効率よくみつけるには、次のような方法が有効です。
https://note.stopcovid19.jp/n/n9d792324764a
・発病した方を早く検査する
・感染者の濃厚接触者を見つけて、そこからの感染拡大を防ぐ
・接触者調査の精度を上げる
・患者数を減らし、保健所がしっかり接触者調査できる状況をつくる
感染経路不明の無症状感染者は全く考慮されていません。
何度も緊急事態宣言が必要となり、感染者増加により接触者調査が破綻するのは何故なのか考えないのでしょうか?
外科医けいゆう氏は現在も「コロナ専門家有志の会」と同様に無症状者への検査には反対なのでしょうか?
新型コロナ以外の外科医けいゆう氏のツイートを見てみます。
真実に目覚めた人
ベイズの定理は医師にとって「真実に目覚めさせる」ような何かがあったのでしょうか?
国民にとってはいい迷惑ですが。
チェリーピッキング
https://www.acpjournals.org/doi/10.7326/M20-1495
木下氏が紹介している論文は発症前のデータがDanisらのデータだけ(n=1)であり、この論文をもって無症状感染者のPCR検査感度を論じるのは不適切です。
チェリーピッキングの典型例です。
木下氏はこの論文を元に、さらにトンデモない主張を行います。
無症状感染者のPCR検査感度は最高でも33%
仮に木下氏の主張する「無症状感染者のPCR検査感度は最高でも33%」が事実であれば、日本のクラスター対策(無症状の濃厚接触者の検査)はほとんど意味が無いことになります。
(無症状感染者のPCR検査感度が非常に低いのであれば有症状者だけを検査し、接触者調査は行わずに疑わしい人は全員隔離が正しい対策となります。関係の無い人が多数巻き込まれますが)
東京五輪選手団にまた新型コロナ陽性…ウガンダに続きセルビアから
https://news.yahoo.co.jp/articles/3fda23da4325927c4d04b6346604acb5dc027a32
23日に開幕する東京五輪に参加する選手団から、再び新型コロナの感染者が見つかった。 セルビアの五輪ボート競技代表の1人が羽田空港検疫所で新型コロナの陽性判定を受けたと、NHKが4日報道した。この日の報道によれば、セルビアの代表チーム5人が前日羽田空港に到着し、新型コロナの検査を受けたところ、30代の選手1人が陽性反応を示した。
略
東京五輪に参加するために来日した五輪代表選手が新型コロナに感染している事実が確認されたのは、今回が2回目だ。これに先立って先月には、ウガンダの代表選手2人が東京に到着した時に新型コロナのデルタ変異株の確定診断を受けた。だが、ウガンダ代表チーム以外にも五輪のために日本を訪問した関係者の中から新型コロナ感染者が4人いたことが遅れて明らかにされ、隠蔽論議が起きていた。先月25日、毎日新聞はフランス(2月)、エジプト(4月)、スリランカ(5月)、ガーナ(6月)から各1人ずつ新型コロナに感染していた人がいたと発表されたと報じた。
2021年7月5日
東京五輪の検査は当然無症状者に対する検査です。
木下氏の言うように「無症状感染者のPCR検査感度は最高でも33%」であれば東京五輪関係者の中で現在、感染者は一体何人いるのでしょうか?
木下氏は「無症状感染者のPCR検査感度は最高でも33%」と主張するに至りました。
日本のクラスター対策すら否定するような偏った主張となっています。
知識が豊富で信頼できる専門家ほど安易に白黒はっきり断言しない
木下氏は専門家ではなく、インフルエンサーと考えるのがよさそうですね。
「専門家から聞いた話では」「ある情報筋によると」「最新の研究によれば」といった枕詞は、ソースが明示されない限り、その情報の信憑性を全く保証しない
外科医けいゆう氏がリツイートした坂本氏、岩田氏、高山氏はいずれも専門家として名が通っていますので、この人達の記事を引用リツイートしたことは本来は問題無いはずです。
ところが坂本氏や高山氏の記事の根底にあるのは科学的根拠のない検査抑制論です。
検査抑制論は政治の世界からの働きかけに応じて専門家が生み出したものなのでしょう。
木下氏のようなインフルエンサーには警戒心が働きますが、坂本氏、高山氏のような専門家の主張の真偽を見極めるのは困難です。
外科医けいゆう氏を見ているとニセ医学批判を行う医師が新型コロナPCR検査抑制論というニセ医学を流布し続けているように見えます。
検査もワクチンも感染対策の一つの手段ですが、新型コロナPCR検査抑制論のおかげで日本は検査という感染対策の有効な手段を失ったままです。
「たった1回のリツイートが誰かの健康を傷つけるかもしれません」のでしっかり記録しておきます。