動物病院

獣医師にとっての困った飼い主さんとは?

動物病院で診察を行っているといろいろな困った飼い主さんに出会います。

微笑ましいものから、周りの人に迷惑を与えるようなものまで様々です。

犬猫の飼い主さんで、これを読んで思い当たる事があり改善して頂けたら、獣医師と良い関係を築くことができると思います。

レベル1

電話で話が長い飼い主さん

動物が心配なために電話で相談される飼い主さんがいます。しかし、電話では動物を診ていないので、答えることができる内容は限られます。こういう飼い主さんに限って電話が長くなってしまいます。診察待ちしている飼い主さんに迷惑がかかる事を理解してもらいたいです。

家族内でケンカをはじめる飼い主さん

動物の診断を行い、治療方針を決定するために飼い主さんに話をします。治療に関して飼い主さんに決めてもらう場合があります。その時に家族内でケンカを始める飼い主さんがいます。動物の事を思ってというのはわかりますが、あらかじめ来院前に家族で意見を統一してきてもらいたいです。

レベル2 

待合室でノーリードで犬を放す飼い主さん

他の動物とケンカになったり、扉から外へ逃げ出す恐れがあります。怖がりな犬もいますし、猫の場合はパニックを起こす場合があります。

休診日や診察時間外に勝手に動物病院に入ってくる飼い主さん

休診日や診察時間外に動物病院の入口を開けてあることがあります。緊急の動物を診る必要がある場合や業者さんとの約束がある場合です。こういう場合にドサクサに紛れて動物病院に入ってくる飼い主さんがいます。診察時間は守ってもらいたいものです。

レベル3

猫をキャリーに入れずに抱っこして連れてくる飼い主さん

猫の場合、知らない場所に来るとパニックを起こす場合があります。動物病院内を走り回ることになりますので、非常に危険です。

手術料金を電話で聞いてまわる飼い主さん

「~の手術をしてもらいたいのですが、いくらくらいかかりますか?」という飼い主さんがいます。安い所を探して電話をしているのでしょうが、値段で決めるのではなくて、信頼できる動物病院で手術をすることをお勧めします。

レベル4

診察時間外に緊急ではない電話を何度もかけてくる飼主さん

動物の事が心配なのはわかりますが、緊急ではないことでの診察時間外の電話が増えると獣医師は疲弊します。診察時間外の電話対応をやめる動物病院が増えるのは、飼い主さんにも原因があります。

来院せずに電話で全てを解決しようとする飼い主さん

動物を実際に診ずに助言できることは限られます。ほとんど動物を連れて来ずに何らかの助言を求められても確実な事は言えません。

診察時間外のみに来院する飼い主さん

待ち時間が少なくて自分に都合の良い時間に診てもらえるという理由からか、診察時間外のみに来院する飼い主さんがいます。こういう飼い主さんが増えると獣医師は疲弊し、通常の診察に支障が生じます。また診察時間外の対応を取りやめる理由にもなります。

レベル5

診療費を払わない飼い主さん

理由はわかりませんが、診療費を払わない飼い主さんがいます。

これらはあくまでも私見です。しかし、多くの獣医師はこういう飼い主さんは嫌がると思います。犬猫の飼い主さんで心当たりがある場合は、改められることをお勧めします。

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