夜間突然ペットの具合が悪くなったり、異物を誤飲した場合は夜間救急動物病院に行くことになると思います。
夜間救急動物病院に行く前に飼主さんに知っておいて欲しいことをまとめます。
夜間救急専門の動物病院は少ない
夜間救急を専門とする動物病院はほとんどありません。
昼間に通常診察を行っている動物病院が夜間救急を行っているのがほとんどです。
獣医師が複数いるような動物病院で獣医師がローテーションで夜間勤務にあたるケースが多いですが個人の動物病院でも夜間対応しているケースがあります。
獣医師会が中心となって当番制の夜間診察を行っている地域もあります。
通常の診察費より値段は高い
通常の診察に比べ、診察費がやや割高になっている病院が多いです。
これはスタッフ確保という面から止むを得ないことですので、飼い主さんにはご理解頂きたいです。
動物保険が適用されない項目がある
夜間診察でかかる治療費の一部は動物保険の補償対象外となる場合があります。
大手2社の保険会社では
夜間専門病院での診療費は補償対象となりますが、
アニコム損害保険株式会社HP
時間外診療費として、診療費等に加算された料金につきましては補償対象外となります。
夜間や休日などの時間外診療費につきましては補償対象外となります。
アイペット損害保険株式会社HP
動物保険の規定は各保険会社で異なりますのでホームページでご確認下さい。
持参した方が良いもの
かかりつけ以外の病院で夜間診察を受ける場合には次のものを持参した方が良いです。
- 投薬中であれば服用している薬
- 血液検査の結果(健康診断等での)
- 嘔吐しているのであれば嘔吐物(袋に入れて持参)
- 便が緩いのであれば便(袋に入れて持参)
- 血尿がある場合は尿(スポイト等で吸い取って持参)
診察、治療後
かかりつけ以外の病院で診察を受けた場合、多くの場合診断書が渡されますので翌日かかりつけの病院を受診します。
重篤な状態で緊急手術の必要があれば夜間救急動物病院で実施される場合がありますが、多くの場合はかかりつけの病院に診察の引継ぎが行われます。