コロナウイルス感染症

新型コロナウイルス対策で見えてくる官僚の体質

厚生労働省発表のコロナウイルスPCR検査陽性者数に関して国籍確認中の人数が全体の50%を超えています。

4月22日の厚生労働省の発表資料では
PCR検査陽性者数 11,350人
日本国籍の者 5,302人
外国籍の者 63人となっており、他は国籍確認中とあるので6,131人が国籍不明です。

どうしてこのようなことになっているのでしょうか?

PCR陽性者の内訳の推移

4月11日以降は日本国籍の者より国籍確認中の者の数が多い状態が続いています。

国籍不明の者は外国人なのか?

国籍不明の者が仮に外国人であった場合、感染者の半数以上を外国人が占めることになりますので、現在の対策そのものに疑問が生じるような大問題です。
国籍不明の者は本当に外国人なのでしょうか?

twitterでの反応

厚生労働省の説明

厚労省の担当者によると、国には毎日、自治体からPCR検査の実施件数や陽性と確認された人のデータが上がってくる。
報告には厚労省が指定した様式が用いられ、性別や年齢などが伝えられるようになっているが、氏名や国籍は要求していない。
しかしなかには、記述欄に国籍の情報を記入して送ってくる自治体もいるため、日本国籍と確認された場合のみ別個発表しているが、そもそも国籍別の集計は行なっていない。
「国籍確認中」と表記があるのは、毎日の集計の締め切りに間に合わなった自治体からのデータが反映される可能性があるからだという。

2020年4月1日 ハフポスト日本版

厚生労働省が各自治体からのデータを取りまとめる段階で国籍を記載していない自治体と記載している自治体があるため、国籍確認中の者が出てくるとのことです。

厚生労働省の担当者はハフポスト日本版の取材に対し、「感染初期は中国からの旅行者が多く、日本人では初の感染者などを伝える必要があったが、国籍を分けて記入するのはその名残ではないか。公衆衛生上、日本と外国人を区別する必要はないと考えている」と話した。

また別の担当者は「国籍というのはプライオリティ(優先度)の高くない情報だ」と話した。

2020年4月1日 ハフポスト日本版

国籍を分ける必要が無いにもかかわらず、国籍を分けて表記し、それを修正しないまま現在に至るということのようです。

国籍確認中の者の多くは日本人?

厚生労働省の説明が正しいと仮定すると、国籍確認中の者の多くは日本人の可能性が高くはなります。

見えてくる官僚の体質

厚生労働省の説明のように感染者の国籍は重要ではないというのは理解できます。
国籍確認中の者の多くは日本人であるという情報を厚生労働省の人は持っているのかもしれませんし、全ての情報を逐一国民に知らせる必要は無いと考えているのかもしれません。
全ての情報を国民に公開し、説明するのは大変な作業ですので平時では必要ないとは思います。

しかし、緊急事態宣言が発令され、国民に自粛要請が出ている状況下において平時のような対応は許されません。
各自治体からデータを取りまとめる段階で書式が統一されていないのであれば国籍を記載した書式に統一するように通達を1枚出せば済む話です。
国民に自粛要請という形で協力を要請するのであれば必要な情報は全て公開すべきであると考えます。
何が必要な情報であるか決めるのは平時であれば官僚が決めても良いでしょう。
しかし、今は国民が知りたいと思っている情報が必要な情報です。国籍確認中の者が半数以上を占めるのはおかしいと考えるのが普通です。

PCR陽性者において日本国籍の者より国籍確認中の者の数が多い状態が続いているということがおかしいと考えない人達が日本の公衆衛生を取り仕切っていることに暗澹たる思いがします。

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